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一級建築士 製図試験合格のための個人的見解


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2017.1.21更新
 
一級建築士になるには出題範囲の広い学科試験を無事に通過し第二試験の製図試験へ進み合格した人に免許が与えられます。
 
製図試験
試験範囲が広く覚えるのが過酷な学科試験を通過した合格者のうち60%が落とされる試験で二度と受けたくないもの。
 
2か月間で作図枚数60枚(一日二枚書く日もあった)から学んだことをお伝えできればと思います。
 
過酷の理由としては
①明確な合格基準が試験元から教えられていない。
②期間が短い、学科試験後2か月間で製図試験を乗り越える技術を身につける必要がある。
③建築系の仕事の繁忙期と試験の山場が同じで勉強時間が取れない。
 
採点基準
 製図試験は試験元が決めている明確な解答がなく様々なプランが受験者から提出されます。
 製図試験は相対試験です。
全国の受験生の解答を採点員が採点し、その後相対的に判断し、明確な合格ラインを決めるため、合格ラインはすぐには決まりません。
 
製図試験の独学は恐らく少数派です。
学校へ行っている人が多数派だと思います。
相対試験で合格ラインが試験後に決まる以上
試験の解答の中で多数派が正になることも少なくはないと思います。
 
また図面の線の濃い薄いの印象点はあると思います。
薄い図面と濃い手書き図面を比較すると濃い図面は自信の表れているように見えます。
 
製図試験は6時間半と限られた時間の中でプランを考え、
要点記述はA3いっぱいを字で埋まるくらい考え記入し、
図面はA1いっぱいが書き込みで埋まるくらいの線を描きます。

 

時間配分(大事なところは赤で書いています)

★文章読み込み(10分から15分)
文章はしっかりと読み込む必要があります。
特に最初の文章記述の内容を読み飛ばすと後々取り返しのつかないことになる恐れがあるので気をつけましょう。
また記述問題の内容はエスキス上、重視する必要があるため記述問題の内容と要求室の内容両方満たすこと心がけましょう。
 
エスキス(1時間半から2時間)
グリット決めは整形を目指すように教わるのですが整形にこだわらなくても大丈夫です。実際私が合格したH26年のプランは整形ではありませんでした。
1年目は整形なプランにこだわりすぎてエスキスが長引いて失敗しました。
重要なのは「要望通り」のプランでかつ製図時間以内に終わらせること。
「要望通り」とは問題文の要求室と満たし、その上で記述問題の内容に合わせたプランです。

①プランは建築として成り立っているか
②要求室をしっかりと満たしているか
③無駄なスペースをしっかりなくせているか
④記述の内容と不整合はないか
①-④が出来ていてミスが少ない人が合格に近いと思っています。
 
またプランが意匠的に常識から外れていないかも想像してみましょう。
エスキスは2時間を超えると焦りから作図精度に影響しますので2時間以内に完成させましょう。
 
記述(1時間以内)
記述は試験の点数配分の重要なファクターです。
そのため、よく出る記述問題の内容はほぼ丸暗記で組み替えるだけで出来るようにしました。国語力のない私は一番苦労しました。
文章は切れるところはしっかり切り、無駄に長い文章にしないようにしましょう。
解答欄の空白部分は無くしましょう。
そのためにもなんども書き、丸暗記するぐらいの気持ちで臨みましょう(漢字も含む)書き終わったらすぐに見直しして記述に戻らなくていいようにしておきましょう。
 
作図(時間いっぱいまで)
柱と壁はコレデモカッって位に濃く書きました。

薄い図面と濃い図面を比べた場合の印象がかなり違います。

柱の補助線は書き込みした後、すぐに一度間違えがないか確認しましょう。

柱はテンプレートで書くためシャープ芯が折れやすいことと一番濃く書きたいことから0.9で書きました。

0.7で壁、窓などを書き込み、文字、植栽は0.5です。

芯はBを使いました。

Bを選択したのにも理由があり3B-Hまでの芯を各メーカーごとに使いまくりましたが結果、図面が一番汚れない(黒鉛の粉が出にくい)芯はUNIの芯でした。

 

学科試験合格前の方へ
学科試験を終えて自己採点の結果、合格予想点ギリギリな時、受かっているか不安でモヤモヤした気持ちが製図試験合格のための技術習得の足を引っ張るのです。
 
この製図試験では学科試験のことからの切り替えがすごく大事!
 
私自身、基準点ギリギリだと受かっているのか不安で製図試験の勉強に集中できませんでした。
 
結果、学科合格がギリギリの点数だったことで製図試験の勉強に切り替えることができずに1年を無駄にしてしまいました。
 
これは合格後に気が付いたことですが学科試験では100点以上取れるようにしておくことが学科試験から製図試験へスムーズに勉強するために必要なことだと思っています。
 
試験合格後にやっとわかったことなど参考になればと思います。